最多勝の元Gマイコラスに米メディアが“公開謝罪”「疑ったりして申し訳ない」

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

シャーザー、レスターと並ぶ18勝をマークしたマイコラス

 MLBは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程が終了し、元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が18勝でナ・リーグの最多勝に輝いた。昨季まで巨人でプレーした右腕は今季メジャー復帰を果たすと、開幕からローテに入り目覚ましい活躍を見せた。

 順調に白星を積み重ねて18勝4敗、1人で14個もの貯金を生み出した。先発投手としてトッププレーヤーの1つの目安とされる200イニングにも到達し、規定投球回到達者でメジャー最少の29四球と抜群の安定感を誇った。18勝はナショナルズのマックス・シャーザー、カブスのジョン・レスターというメジャー屈指の投手と肩を並べるものだった。

 マイコラスの活躍には、地元セントルイスのメディアも驚きを隠せないでいる。地元テレビ局「kmov.com」のブレンデン・シェイファー記者は「シーズン前のカージナルスに関する思い切った予測を再考する」として今季のカージナルスを総括。その中で、シーズン前にはさほど期待していなかったマイコラスに対して「疑ったりして申し訳ない」と“謝罪”している。

 シーズン前に計34個、カージナルスにまつわる予想を展開していたシェイファー氏。マイコラスについては「シーズンの防御率は3.90未満となるだろう。しかし、彼はランス・リンが昨年(2017年)に記録した186.1投球回に及ばないだろう」としていた。右腕の防御率はリーグ4位の2.83、投球回は200回2/3。「正にそうだった。その後にこの言葉を付けたすわけだが。『疑ったりして申し訳ない』」と記している。

 さらに同氏はチームでただ1人2桁勝利をマークしたマイコラスを絶賛。「200投球回以上を記録し、最終成績が18勝4敗、防御率2.83だった。このセントルイスでのルーキーシーズンは、何という特筆すべきものとなっただろうか」とし、褒め称えている。

(Full-Count編集部)

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