田中将大、終戦…ブルペン待機も出番なし、ヤンキースは1勝3敗で地区S敗退

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

9回に猛反撃で1点差まで詰め寄るが、一歩及ばず涙

■レッドソックス 4-3 ヤンキース(日本時間10日・ニューヨーク)

 ヤンキースは9日(日本時間10日)、本拠地での地区シリーズ第4戦でレッドソックスに3-4で惜敗し、今季終了を迎えた。2年連続での地区シリーズ突破を狙ったが、対戦成績1勝3敗で涙を呑んだ。

 先発マウンドに上がったベテラン左腕CC・サバシアは序盤から制球に苦しみ、初回に2死満塁、2回にも2死から四球で走者を背負ったが、何とか粘って無失点とした。

 だが、0-0で迎えた3回。先頭ベニンテンディに死球、ピアースに遊撃内野安打で無死一、三塁とすると、今季リーグ打点王のマルティネスにセンターへ犠飛を運ばれ、1点先制を許す。さらに暴投などで2死三塁のピンチを招くと、キンズラーの左越えタイムリー二塁打、ヌネスの左前タイムリーで2点を追加された。

 サバシアは3回で59球を投げて降板。4回から登板した2番手ブリトンは、先頭バスケスに右翼最前列へソロ弾を運ばれたが、その後はレッドソックス打線を無失点とした。

 打線は、レッドソックス先発ポーセロの前に沈黙。4回まで2安打無失点と圧倒されたが、4点を追う5回にサンチェスが左中間に二塁打、トーレスが三塁線ギリギリに残る内野安打で1死一、三塁と突破口を開くと、ガードナーが左翼へ犠飛を放ち、なんとか1点を返した。

 6回以降は両チームともに救援陣が好投。だが、ヤンキースは9回にレッドソックス守護神キンブレルの乱調に乗じ、1死満塁の絶好機を迎える。ここでウォーカーが押し出し死球で1点追加。さらにサンチェスが左犠飛で1点差まで詰め寄ったが、最後はトーレスが三ゴロで試合終了。田中将大投手はブルペンで待機したが出番がないまま、終戦となった。

 ヤンキースは昨季、ワイルドカードゲームから勝ち上がり、地区シリーズでインディアンス2連敗からの3連勝で撃破。リーグ優勝決定シリーズでは昨季覇者アストロズを第7戦まで追い詰めたが一歩及ばず。今季は2009年以来のワールドシリーズ制覇を目指したが、悔しい地区シリーズでの敗退となった。

(Full-Count編集部)

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