日本ハム栗山監督、CSに向け調整に余念なし「色々考えながらやっている」

日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】

リリーフ陣は仕上がり順調「体は元気でボールの強さはある」

■日本ハム 5-4 ロッテ(10日・札幌ドーム)

 日本ハムは10日、本拠地・札幌ドームで行われたロッテ戦に勝利し、矢野謙次外野手の引退試合に花を添えた。

 初回に四球で出塁した西川がすかさず二盗を決め、この日3番に入った中田が先制の先制適時打を放った。3回には相手守備の乱れに乗じて3点を追加。4回には清水の7号ソロで加点した。守っては、先発のロドリゲスが9安打を許しながらも、5回3失点にまとめた。

 リリーフ陣はクライマックスシリーズに順調な調整ぶりを披露。浦野が8回、石川直が9回をそれぞれ危なげなく三者凡退に抑え、栗山英樹監督は「ちょっと間が空き、体は元気でボールの強さはあるので、あとは精度」と13日から始まるソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに向けて一定の手応えを感じた様子だった。

 この日は一度登録を抹消してリフレッシュさせていたベテランの田中賢を再登録し、8回に代打で起用した。11日のレギュラーシーズン最終戦ロッテ戦(札幌D)には鶴岡を登録予定。「僕の個人的な判断で、体を元気にした方がいい選手とか、色々考えながらやっている」と栗山監督は話す。全てはCSに万全の状態で臨むため。11日の最終戦で総仕上げを行う。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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