巨人エース菅野7回2死から四球で完全試合途切れる 20人連続アウトの離れ業

ヤクルト・山田哲人も序盤は凡退したものの、7回にチーム初となる四球を選んだ【写真:荒川祐史】
ヤクルト・山田哲人も序盤は凡退したものの、7回にチーム初となる四球を選んだ【写真:荒川祐史】

7回終えノーヒットノーランは継続

■ヤクルト – 巨人(14日・神宮)

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに王手かけた巨人。敵地・神宮のマウンドにエース・菅野が先発。7回2死から山田哲に四球を与え完全投球が途絶えた。

 レギュラーシーズンで15勝、防御率2.14、200奪三振で3冠を達成した右腕。初回は完璧な立ち上がりを見せた。先頭の坂口を133キロのスライダーで右飛、続く川端は134キロのフォークで二ゴロ、山田哲は129キロのカーブで空振り三振に仕留めた。

 先制したのは巨人。2回2死走者なしから長野がバックスクリーン左に飛び込む1号ソロ。前夜に続き巨人が先制点を奪った。2回は先頭のバレンティンを144キロのシュートで遊ゴロ、雄平を129キロのスライダーで左飛、西浦を中飛に抑えると、3回も3者凡退と序盤を圧巻の完全投球でヤクルト打線を封じた。

 リードを広げたい打線は4回。先頭のマギーが左翼席へ1号ソロを放ち追加点を奪った。さらに2死一塁から亀井が右翼席へ2ランを放ちこの回3点を追加した。

 菅野の快投は続く、4回も坂口を投ゴロ、川端を一ゴロ、そして山田哲には147キロの直球で2打席連続空振り三振を奪った。5回は先頭のバレンティンを一飛、雄平を二ゴロ、西浦を中飛に仕留めると6回も簡単に3人で仕留める。

 球場もざわつき出した7回。先頭の坂口を一邪飛、川端を中飛に抑えたが山田哲をフルカウントから四球を与え完全投球が途切れた。それでも続くバレンティンを空振り三振に仕留めノーヒットノーランは継続させた。

(Full-Count編集部)

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