西岡剛、由規、細川亨…第1次通告期間で戦力外となったかつてのドラ1たち
戦力外通告を受けても色褪せない実績
田中浩康内野手はDeNAから戦力外に。2004年のドラフト自由獲得枠でヤクルトに入団。3年目の2007年に二塁のレギュラーに定着し、翌2008年には全試合出場を果たした。2007、09、11、12年と4度、リーグ最多犠打を記録。2016年オフにヤクルトから戦力外通告を受け、DeNAと契約。翌2017年には通算1000安打を達成したが、2シーズンで通算97試合の出場にとどまった。通算302犠打は今季までの現役トップで、歴代でも5位となっている。
DeNAの須田幸太投手は2010年のドラフト1位でJFE東日本から横浜(当時)に入団。2016年には自己最多の62試合に登板し、5勝3敗23ホールド、防御率2.68の好成績でチーム史上初のCS進出に貢献した。しかし、翌2017年は23試合登板で出場機会が減少し、防御率も8.10に。今季も10試合登板で防御率7.59に終わり、戦力外通告を受けた。
38歳の細川亨捕手は楽天から来季の契約を結ばないことを通告された。2001年ドラフト自由獲得枠で青森大から西武に入団し、2004年に初めて100試合を超える116試合に出場し、日本一に貢献。2008年にもレギュラーとして西武を日本一に導いた。2010年オフにはFA権を行使してソフトバンクに移籍し、2011、14、15年と3度の日本一を経験。しかし、15年は59試合の出場のみで、16年も49試合出場に終わり自由契約に。2017年から地元・楽天でプレーしたが、2年間で計22試合の出場にとどまった。
厳しいプロ野球の世界で、結果を残してきたドラ1選手たち。引退する選手、現役続行を目指す選手と今後の道は別れるが、戦力外通告を受けても、これまでの輝かしい経歴が色褪せることはない。
(Full-Count編集部)