ド軍ロバーツ監督が第4戦の“グランダル外し”を明言「明日はベンチで準備させる」
ファンの痛烈なブーイングにも一定の理解「イライラが募っている」
■ブルワーズ 4-0 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦が15日(日本時間16日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、ドジャースはブルワーズに0-4と完封負けした。本拠地へ戻ってきて最初の試合を白星で飾りたかったが、拙守拙攻が目立つ黒星に。対戦成績を1勝2敗としたドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、16日(同17日)の第4戦から攻守に冴えなかった捕手グランダルをベンチに下げることを明言した。
本拠地ファンの反応はストレートだった。この日、先発マスクをかぶったグランダルは、6回に先発ビューラーの暴投を防ぎきれず、追加点を献上。さらに、8回には失点にこそ結びつかなかったが、2番手ウッドのボールを後逸し、一塁走者を二塁に進める場面があった。打席では、5回先頭の第3打席こそ左翼へ二塁打を放ったが、2回1死二、三塁の第1打席、9回1死満塁の第4打席で空振り三振。反撃のチャンスを逸し、地元ファンから大ブーイングを浴びていた。
試合後の記者会見で、最初にグランダルについて質問されたロバーツ監督は「明日はオースティン(バーンズ)を起用する。ヤズ(グランダル)はベンチで準備させる」と、第4戦の“グランダル外し”を明言。地元ファンの痛烈なブーイングを受けたことについて「彼は今夜苦しい時間を過ごした。ファンは彼らの思いを口にしているだけ。情熱的であるし、勝利を求めている」と一定の理解を示しつつ、「個人を攻めようということではないと思う。我々と同様にファンもイライラが募っているだけだろう」と話した。
ホームチームアドバンテージがあると言われる本拠地での初戦を落としてしまったが、第4戦から巻き返しを図り、2年連続のワールドシリーズ進出を果たしたい。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)