球場内に乾いた音、よく見ると…ア・リーグ優勝決定シリーズで“疑惑の判定”

大飛球をアストロズのケンプがフェンス際で捕球、Rソックスがチャレンジも覆らず
■アストロズ – Rソックス(日本時間17日・ヒューストン)
ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第3戦がヒューストンのミニッツ・メイド・パークで行われ、3回にフェンス際への大飛球を巡って“疑惑の判定”があった。
2-1とレッドソックスの1点リードで迎えた3回、アストロズの先発カイケルが2死から2四球を出し、打席にピアースを迎えた。カウント2-2からスライダーを捉えた打球は高いフライに。レフトのケンプがフェンス際でジャンプし、グラブにボールを収めた。
判定はアウト。しかし、ケンプが捕球する前にボールがフェンスに当たったような乾いた音が球場に響いていた。球場は大歓声に包まれる中、レッドソックスはチャレンジ。だが、判定が覆ることはなかった。
米ヤフースポーツはツイッターで、ケンプの捕球の瞬間を拡大したスロー映像を公開。「彼がキャッチしたのか、(フェンスで)弾んだのか? どう思いますか?」と疑問を投げかけている。スロー映像では、捕球前にフェンスでボールが弾んでいるようにも見える。また、同メディアの名物記者ジェフ・パッサン氏はツイッターで静止画を投稿し、「スローにすると、(ボールが)フェンスをこすって落ちているように見える」と伝えた。
2アウトで走者はスタートしていたため、フェンス直撃のヒットであれば、少なくとも1点は入っていた場面。リーグ優勝決定シリーズという大舞台での“疑惑の判定”が、試合にどのような影響を与えるだろうか。