西武山川、CS初戦完敗の中で豪快な一発も…「他の打席では悔いが残った」

西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

初戦を落とすも山川と栗山に一発「これで五分」

■ソフトバンク 10-4 西武(17日・メットライフ)

 17日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦を4-10で落とした西武。しかし、今季リーグ最多792打点を挙げた打線はしっかり実力を見せた。

 最終的には突き放されたが、3回裏には源田・浅村の連続タイムリーで逆転。大量失点で逆転を許した直後の4回裏にはベテラン・栗山の一発。そして6回には4番・山川の豪快なホームランと度々追い上げを見せた。

「打てば盛り上がる」と前日、辻監督も期待していた4番・山川の一発。「打ったのはカーブ。ストレート待ちだったが、体が残っていたのでホームランにできた」と語った山川だが、チームの4番として「他の打席では悔いが残った」と悔やんだ。試合後、室内練習場へ向かい打ち込みを敢行。シーズン中にも行っていた「普段通り」の山川の姿があった。

 前日には「クライマックスシリーズは卓上のものではない。みなさんが思っているような展開にはならない。だから僕は普通に、いつも通りにやるしかない。しっかりと振るしかない」と語っていた山川。「今日は負けたが、これで五分。明日勝てば、チームも乗ると思うので勝ちに貢献できるように頑張りたい」。優勝チームの4番は、第2戦の勝利へ向け、気持ちをしっかりと切り替えていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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