前田健太、WS制覇に大きな意気込み 「とにかく一生懸命頑張りたい」

会見に臨んだドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
会見に臨んだドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

WS出場の難しさも実感「ここに来るまで長かった」

 レッドソックスとドジャースが世界一をかけて激突するワールドシリーズ(WS)が23日(日本時間24日)にボストンのフェンウェイパークで開幕する。22日(同23日)に記者会見に応じたドジャース前田健太投手は「いよいよ始まるなっていう気持ち。この球場は初めてなんで、すごく楽しみですね」と笑顔を浮かべながら、頂上決戦への思いを語った。

 WS初出場を果たした昨年は、第7戦までもつれながらもアストロズに敗れ、文字通り、あと一歩で世界一を逃した。緊張感の張り詰めた毎日を過ごし、当時は「野球人生で一番緊張した」と話していたが、「去年のプレッシャーだったり緊張感っていうのを覚えてますし、それがまた来るのかと思うとしんどいなって思いもあります」と苦笑いをしながらジョークを飛ばす。だが、本音はこうだ。

「この舞台に立てるのは選手としてすごく幸せなことですし、去年の悔しさを晴らすために、今年またチャンスがあるので、とにかく一生懸命頑張りたいと思います」

 2000年代に入り、ワールドシリーズ連覇を果たしたチームはない。ワールドシリーズに連続出場したのも、ヤンキース(2000、2001年)、フィリーズ(2007、2008年)、レンジャーズ(2010、2011年)、ロイヤルズ(2014、2015年)に続く5チーム目。レギュラーシーズン162試合を戦い抜き、またプレーオフを勝ち上がる難しさを実感している。

「ドジャースもワールドチャンピオンは1988年から遠ざかっている。何回もワールドチャンピオンになっているっていうイメージがあったんですけど。ここ(WS)に来るのもすごく大変なことっていうのは去年身を持って感じましたし、ポストシーズンは長いんで勝つことの難しさは感じていますね。特に今年、シーズン中からずっと苦しい戦いが多かったんで、ここに来るまで長かったというか大変な試合が多かった。大変なことだと感じていますね」

「野球ってチームスポーツなので、チームで頂点に立つのは一番の喜びだと思います」

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