日系2世ド軍ロバーツ監督、コーラ監督との親友対決に「これ以上の筋書きはない」

会見に臨んだドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
会見に臨んだドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

今季メジャー最多108勝チームに“挑戦”「我々も負けていない」

 レッドソックスとドジャースが世界一をかけて激突するワールドシリーズ(WS)が23日(日本時間24日)にボストンのフェンウェイパークで開幕する。ドジャースを率いる日系2世デーブ・ロバーツ監督は、元チームメートで親友のレッドソックス、アレックス・コーラ監督との対決に「西海岸VS東海岸、ドジャースVSレッドソックス、これ以上の筋書きはない」と笑顔を見せた。

 2004年にドジャースでチームメートだった2人は、今でも家族ぐるみの付き合いをする親友。コーラ監督がアストロズのベンチコーチだった昨季もワールドシリーズで顔合わせをしているが、監督同士ではこれが初となる。ロバーツ監督は2004年のシーズン途中でレッドソックスへトレード移籍し、ヤンキースと戦ったリーグ優勝シリーズ第4戦で試合の流れを変える盗塁を決め、ここからチームは一気に反撃。1918年以来のワールドシリーズ優勝を果たす立て役者となった。

 思い出の地で親友と戦うワールドシリーズに「我々の夢を超えるもの」と感慨深げ。だが、感傷ばかりには浸っていられない。

 今季レッドソックスはメジャー最多108勝を挙げ、プレーオフ開幕からワールドシリーズ制覇の大本命と目されていた。一方、ドジャースは2年連続プレーオフ進出ながらワンデープレーオフで地区優勝を決めるなど、ここまでの道のりは決して楽ではなかった。ロバーツ監督は「挑戦者の立場に立つことは好き。チーム全員が簡単なことではないと分かっている。我々は、昨年敗れた時からワールドシリーズ優勝を目標にやってきた。相手もいいチームだが、我々も負けてはいない。いい戦いになる」と力を込めた。

 第1戦の先発はエース左腕クレイトン・カーショーが務め、第2戦は柳賢振、第3戦はウォーカー・ビューラーが先発マウンドに上がる。第1戦と第2戦は敵地開催のため先発投手は打席に立たないが、今季ドジャース復帰後、見事返り咲いたマット・ケンプがDHとして打線に厚みをつける。

 かつて自らの足で「バンビーノの呪い」を解いたフェンウェイパークで、ロバーツ監督は先勝することができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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