元阪神・呉昇桓の韓国球界復帰発言 GMは残留に手応え「単なる空騒ぎのようだ」

ロッキーズ・呉昇桓【写真:Getty Images】
ロッキーズ・呉昇桓【写真:Getty Images】

今季73試合に登板し自動的な契約延長となっていたが「韓国に戻りたい」

 韓国球界復帰を希望する発言を米メディアに大きく取り上げられたロッキーズの元阪神・呉昇桓投手。「韓国に戻りたい」と発言したことで波紋が広がっているがジェフ・ブリディッチGMは「彼には現在の契約を守る確かな意図がある」と呉昇桓の残留に自信を持っている。米テレビ局「NBCスポーツ」公式サイトが伝えている。

 呉昇桓は今季73試合に登板し、6勝3敗3セーブ21ホールド、防御率2.63という好成績を残し、来季は年俸250万ドル(約2億8000万円)で自動延長となるベスティング・オプションの条件を満たしていた。だが、MLB公式サイトによると、呉昇桓は先日「韓国に戻りたい。日本とアメリカで5年間プレーして、少し疲れ切ってしまっているんだ」と話し、韓国球界でのプレーを望んでいることを明かしたという。

 これが大きな波紋を呼んでいるが、NBCスポーツでは「ロッキーズはオが復帰することを期待している」と見出しを付け球団は呉昇桓の残留に確信もっていることをレポートしている。記事ではロッキーズのブリディッチGMが「我々が聞かされたところによると、オに関しては単なる空騒ぎのようだった。彼の韓国メディアに向けたコメントは、なにも2019年シーズンに限られたものではなかった」と語っており、右腕の韓国球界復帰は将来的なものであると認識している様子だ。

 メジャー3年目のシーズンで好投を見せた呉昇桓は来季もチームにとっては貴重な戦力であることに間違いはなく同GMは「彼には現在の契約を守る確かな意図があるというのが、我々の見解だ」とロッキーズ残留に確信をもっていることを口にしている。

(Full-Count編集部)

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