Rソックスに勝利を呼ぶ男、ブラッドリー 本塁打試合は全勝「WSでも打たないと」
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14本塁打で14勝無敗、リーグ優勝決定シリーズでは3安打でMVP
レッドソックスとドジャースが世界一をかけて激突するワールドシリーズ(WS)が23日(日本時間24日)にボストンのフェンウェイパークで開幕する。9度目の世界一を狙うレッドソックスで、今季“勝利を呼ぶ男”となっているのが、リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いたジャッキー・ブラッドリーJr.外野手だ。
昨季覇者アストロズと対戦したリーグ優勝決定シリーズでは、15打数3安打ながら3安打全てが勝利を呼び込む重要なヒットとなった。第2戦で勝ち越しの3点二塁打を放ち、対戦成績を1勝1敗のタイに戻すと、敵地で迎えた第3戦には8回に満塁アーチをかけ、第4戦は6回に勝ち越し2ラン。勝負強さが評価され、MVPを手にした。
だが、今季の勝負強さはプレーオフだけには留まらない。球団資料によると、プレーオフも含めて今季ブラッドリーJr.がホームランを打った14試合すべてでチームは勝利を飾っている。勝利の女神ならぬ“縁起物”と化していることについて、ブラッドリーJr.自身は「そんなことになっているなんて知らなかった。ホームランを狙って打っているわけじゃないけど、こうなったらワールドシリーズでも打たないとね」と笑顔を浮かべた。
178センチ、90キロとメジャーでは小柄な中堅手。2011年ドラフト1巡目(全体40位)でレッドソックス入りした28歳が、ワールドシリーズでもカギを握る存在となりそうだ。
(Full-Count編集部)
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