還暦の西武辻監督、赤いちゃんちゃんこでくじ引き“勝利”願う「左手で引く」

還暦の祝福を受けた西武・辻監督【写真:上岡真里江】
還暦の祝福を受けた西武・辻監督【写真:上岡真里江】

24日に60歳の誕生日「還暦の年に優勝できて幸せ」

 西武の辻発彦監督が24日、60歳の誕生日を迎え、グランドプリンスホテル新高輪で報道陣から還暦祝いの赤いちゃんちゃんことケーキをプレゼントされた。ちゃんちゃんこの胸には、黄金色の糸で今季リーグ優勝時の胴上げ姿が刺繍されており、「還暦の年に優勝できて幸せです」と、笑顔を見せた。

 誕生日プレゼントは、「何よりも、明日のドラフトでいい結果になることが一番の喜び」と、25日に控えたドラフト会議での新戦力獲得に大きな期待を寄せた。今回、他球団と指名が重複した場合のくじ引きの大役をすでに渡辺久信SDから仰せつかっている。「野球人生では運をもらっている。数え切れないほどの白いボールを掴んできたので、左手で引こうかなと思っている」と、自らの野球人生を支えた相棒・左手に命運を託す考えを明かした。

 還暦の大節、3年目の指揮を執る。「まだまだ発展途上のチーム。(今季は)もうひとつ監督の力不足で、もうひとつ上のレベルに選手を立たせてあげられなかったというのが心残りなので、選手とともに、一番上で最後まで野球をやらせてあげたいなと思うし、やりたいなと思っています」。今年果たせなかった日本一を果たすべく、来季のさらなる上昇を誓った。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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