2連勝のRソックス、コーラ監督はさらなる成長に期待「もっといいチームになれる」

レッドソックスのアレックス・コーラ監督【写真:Getty Images】
レッドソックスのアレックス・コーラ監督【写真:Getty Images】

今季メジャー最多108勝、プレーオフでは9勝2敗に満足せず

 ワールドシリーズを負けなし2連勝としているレッドソックスのアレックス・コーラ監督が25日(日本時間26日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで会見を行った。前日の第2戦では主砲JD・マルティネスが走塁中に右足首をひねるアクシデントが発生したが、指揮官は「今日は状態は良くなっている」と第3戦の出場に期待した。

 マルティネスは第2戦で二塁打を放ち、二塁ベースをオーバーランして停止した際に右足首をひねっていた。患部はかなり腫れ、第3戦出場が危ぶまれていたが、コーラ監督は「様子を見てみよう」と話すと同時に「今日は状態が良くなっているし、歩き回っていた。ここ(LA)に来る途中にも治療を受けていたよ」と明かし、第3戦の出場に望みを託した。

 敵地で行われる第3戦は、ナ・リーグ本拠地開催のためにDH制が採用されず。マルティネスは右翼で先発予定とされていた。このため、正右翼手のベッツがマイナー時代に主に守っていた二塁で先発する計画もあったようだが、コーラ監督は「彼は二塁で先発はしない」と否定。試合の流れで投手交代に伴い、途中から二塁を守る可能性は残されているようだ。

 今季はメジャー最多108勝を飾り、プレーオフではここまで9勝2敗と圧倒的な強さを誇る。指揮官は「我々は非常に才能あるチームだ」と自負するが、「もっといいチームになれる」という自信もある。具体的には「走塁」で成長の余地があると考えているようで、「シーズンを通じて完璧な試合はなかった。願わくば、これからの数試合で完璧な試合運びを見せたい」と語った。

 第3戦に勝利すれば、2013年以来5年ぶり世界一へ王手となる。だが、コーラ監督は勝利を最優先させながらも、さらにその内容にもこだわりを持つ“余裕”を見せた。

(Full-Count編集部)

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