田中将大、初タイトル獲得なるか 卓越した守備力を裏付ける数字「7」とは…

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

カイケル、クルーバーと並び今季ゴールドグラブ賞候補に

 ヤンキースの田中将大投手が今季のゴールドグラブ賞の最終候補に入った。受賞すれば、日本人投手では初、野手を含めても2010年のイチロー(マリナーズ)以来10年ぶり快挙となるが、田中のメジャー初タイトルを後押しする「7」というメジャートップの数字が存在する。

 田中は楽天時代にも2011年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞するなど、フィールディングの定評は高い。今季も華麗なフィールディングを随所で見せてチームの危機を救い、プレーオフ進出にも貢献した。

 それでは、実際にその守備レベルはどこまで高いのか。米野球専門データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、守備力の高さを示す「守備防御点(DRS)」はメジャートップタイの「7」を記録。これはメジャーの平均的な投手を「0」とした場合、守備だけで1シーズン「7失点」を防いだことを示す。まさに田中の卓越したフィールディング能力の高さを物語るもので、ダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手、ブレーブスのフリオ・テヘラン投手とメジャートップで並んだ。

 同じくゴールドグラブ賞候補にノミネートされたアストロズのダラス・カイケル投手とインディアンスのコーリー・クルーバー投手のDRS値はそれぞれ「3」で27位で並んでいる。

 ライバルに「4点差」をつけた格好の田中は、メジャー初の個人タイトルを手にすることはできるだろうか。注目の発表は11月4日(日本時間5日)だ。

(Full-Count編集部)

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