前田健太、悔しい救援失敗…9回に4点献上「抑えていれば勝敗はわからなかった」

9回2死満塁のピンチでマウンドに上がったドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
9回2死満塁のピンチでマウンドに上がったドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

王手をかけられ「勝つしかなくなったんで、勝てるように頑張るだけ」

■Rソックス 9-6 ドジャース(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャース前田健太投手が27日(日本時間28日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた第114回ワールドシリーズ第4戦に登板。1点を追う9回2死満塁のピンチでマウンドに上がったが、ピアースに右中間を破る走者一掃の二塁打を浴びるなど4点を献上。試合後、前田は「抑えていればゲームの勝敗はわからなくなっていたと思うんで、抑えたかったです」と悔しさをにじませた。

 同点の9回、5番手フロロが1死二塁から代打デバースに中前打を許し、1点を勝ち越された。6番手ウッドが2死満塁のピンチを招いたところで、前田が登板。8回に同点アーチをかけたピアースを迎えると、1ストライクから2球目を右中間に弾き返され、走者一掃の二塁打とされた。なおも2死一、二塁でボガーツに中前適時打を許し、4点を追加された。

 前田は「あそこは抑えないといけない場面だった」と猛省。前日は延長18回の死闘で、2イニングス36球を投げていたが、「それが野球。しっかり万全じゃなくても抑える術はたくさんあると思う」と言い訳は一切なし。失点した悔しさを噛みしめた。

 これで1勝3敗となり、レッドソックスに王手をかけられた。28日(同29日)の第5戦は「勝つしかなくなったんで、勝てるように頑張るだけです」と必勝を誓った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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