【侍ジャパン】“甲斐キャノン”が注目集める鷹・甲斐「正直、力不足なところがたくさん」

会見を行った侍ジャパン・甲斐拓也【写真:福谷佑介】
会見を行った侍ジャパン・甲斐拓也【写真:福谷佑介】

侍ジャパンを代表して会見に出席「自覚を持ってやらないと」

 野球日本代表「侍ジャパン」は、7日にヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ戦を戦う。試合前日となる6日にはヤフオクドーム内で記者会見が行われ、侍ジャパンからは稲葉篤紀監督と、日本シリーズMVPに輝いた甲斐拓也捕手(ソフトバンク)が参加した。会見後、侍ジャパンはヤフオクドームで練習を行う。

 広島との日本シリーズで6連続盗塁阻止のシリーズ新記録を樹立し、代名詞の“甲斐キャノン”が一躍全国区となった甲斐。MLB選抜と戦う「2018日米野球」に先駆けて行われる台湾との強化試合に向け「侍ジャパン」のメンバーを代表として会見に出席し「代表という素晴らしい舞台でできるのを嬉しく思います。このユニホームを着て野球をやれるので、自覚を持ってやらないといけないと思っています」と意気込んだ。

 大きな注目を集めているスローイングだが、甲斐自身は「自信はないですけど、そこは日本シリーズでもそうなんですけど、投手の協力があってのことなので。今回も持っているものは出し切って、ただ一番はホームベースを踏ませないことだと思っているので、そういうところで投手、チームを引っ張っていけるキャッチャーになりたいです」と謙虚に語った。

 稲葉監督率いる侍ジャパンの最大の目標は、2020年の東京五輪での金メダル。五輪への思いを問われた甲斐は「正直、力不足なところはたくさんあると思っています。その中で稲葉監督にこうやって出してもらって感謝しています。持っているものをチームのために出そうと思っています。五輪では稲葉監督に最高の監督になってもらいたいので、それまでに力をつけていきたいです」としていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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