第2次戦力外通告期間も終了 戦力外、引退、自由契約で新たに計48人に動き

ソフトバンク・摂津正【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・摂津正【写真:荒川祐史】

ソフトB摂津は戦力外、巨人上原は自由契約…かつてのタイトルホルダーの去就にも注目

 プロ野球は3日、パ・リーグ2位から日本シリーズ出場権を手にしたソフトバンクが、セ・リーグ王者の広島を下し、去年に続いて2年連続日本一となり幕を閉じた。故障者を多く抱えていたソフトバンクだったが、選手層の厚さを見せつける形となった。

 そして日本シリーズ終了から5日が経過した8日、クライマックスシリーズ終了翌日から始まっていた第2次戦力外通告期間が終了した。日本シリーズに出場していたソフトバンク、広島を除く10球団の期限は日本シリーズ終了翌日の4日まで、そして日本シリーズ出場チームは8日までとなっていた。

 第1次戦力外通告期間では、現役引退を決意した選手、自由契約等になり他球団でプレーする道を探る選手など、何らかの動きがあった選手はパ・リーグで45選手、セ・リーグで50選手、両リーグで計95選手いた。その後、この第2次通告期間までに球団から何らかの発表があった選手はセ・リーグ17選手、パ・リーグ31選手となり、計48選手に新たに動きがあった。

 2年連続日本一に輝いたソフトバンクは、沢村賞投手の摂津正投手や五十嵐亮太投手など新たに11選手に戦力外通告。第1次通告期間と合わせて大量19選手に来季の契約を結ばない旨を通告したことを発表した。また、石井一久新GMが就任した楽天もソフトバンクに次ぐ計10人を戦力外に。元盗塁王の聖澤諒外野手や枡田慎太郎外野手など2013年の球団初の日本一に貢献した功労者も含まれている。

 そのほかにもオリックスの佐藤達也投手が戦力外通告を受けて現役引退を決意。オリックスの中島宏之内野手、阪神のマルコス・マテオ投手といったかつてのタイトルホルダー、今季史上初となる日米通算100勝100H100Sを達成した上原浩治投手など実績のある選手が自由契約となった。

◯セ・リーグ(17選手)
【広島】 2選手
オスカル投手 戦力外
青木陸内野手 戦力外

【ヤクルト】 1選手
武内晋一内野手 現役引退 

【巨人】 8選手
篠原慎平投手 戦力外
廖任磊投手 戦力外
河野元貴捕手 戦力外
中井大介内野手 戦力外
辻東倫内野手 戦力外
※田中大輝投手 戦力外
※松澤裕介外野手 戦力外
上原浩治投手 自由契約

【DeNA】
なし

【中日】 1選手
工藤隆人外野手 現役引退

【阪神】 5選手
小豆畑眞也捕手 戦力外
緒方凌介外野手 戦力外
マルコス・マテオ投手 自由契約
ディエゴ・モレノ投手 自由契約
ウィリン・ロサリオ内野手 自由契約 

■パ・リーグは31選手に動き

◯パ・リーグ(31選手)

【西武】 3選手
藤澤亨明捕手 戦力外
高橋朋己投手 戦力外
與座海人投手 戦力外

【ソフトバンク】 11選手
五十嵐亮太投手 戦力外
摂津正投手 戦力外
寺原隼人投手 戦力外
笠原大芽投手 戦力外
張本優大捕手 戦力外
茶谷健太内野手 戦力外
吉村裕基外野手 戦力外
城所龍磨外野手 戦力外
※山下亜文投手 戦力外
※森山孔介内野手 戦力外
※松本龍憲内野手 戦力外

【日本ハム】 4選手
新垣勇人投手 戦力外
森本龍弥内野手 戦力外
大累進内野手 戦力外
オズワルド・アルシア外野手 自由契約

【オリックス】 3選手
佐藤達也投手 戦力外→現役引退
大山暁史投手 戦力外
中島宏之内野手 自由契約

【ロッテ】
なし

【楽天】 10選手
寺岡寛治投手 戦力外
野元浩輝投手 戦力外
ジョシュ・コラレス投手 戦力外
鶴田圭祐投手 戦力外
下妻貴寛捕手 戦力外
伊志嶺忠捕手 戦力外
吉持亮汰内野手 戦力外
聖澤諒外野手 戦力外
枡田慎太郎外野手 戦力外
ルシアノ・フェルナンド外野手 戦力外

※は育成契約

(Full-Count編集部)

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