大型連休で有利なチーム、不利なチーム GW“10連休”実現ならパ試合日程は…

2019年のGW期間中、楽天は宮城→福岡→埼玉という長距離の移動を行う【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】
2019年のGW期間中、楽天は宮城→福岡→埼玉という長距離の移動を行う【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】

楽天は宮城→福岡→埼玉の移動に

 日本野球機構は11月7日、2019年度のセ・パ公式戦の日程を発表した。

 来る2019年に向けて話題となっている事象のひとつは、新天皇の即位に伴ってゴールデンウィーク期間中に10連休が組まれるという方針が具体化しつつあることだ。そこで、今回は10連休中のパ・リーグ公式戦の日程はどのようになっているのかを確認していきたい。

 10連休中のパ・リーグ公式戦の開催予定は以下の通り(主催チームが左側)。

◯4月27日(土)~29日(月) 3連戦
日本ハムvsソフトバンク
楽天vsロッテ
オリックスvs西武

◯4月30日(火)
移動日

◯5月1日(水)~5月3日(金) 3連戦
西武vs日本ハム
オリックスvsロッテ
ソフトバンクvs楽天

◯5月4日(土)~5月6日(月) 3連戦
西武vs楽天
ロッテvs日本ハム
ソフトバンクvsオリックス

 以上のように、現時点では10連戦のような過酷な日程が組まれているわけではなく、間に移動日が挟まることで、3連戦+6連戦という形がとられる予定となっている。

 この10連戦の日程に限って言えば、後半の6連戦をすべて本拠地で戦える西武とソフトバンクがやや有利かもしれない。また、最初の6試合が本拠地開催の試合となっているオリックスも、比較的恵まれた日程と言えそうだ。

 一方、宮城→福岡→埼玉という長距離の移動を行う形となる楽天と、そこまでではないにせよ、宮城→大阪→千葉という長い移動を経験する見通しのロッテにとってはこの連休中は多少の向かい風が覚悟されるところかもしれない。

 例年もゴールデンウィークの期間中は多くの野球ファンが球場に足を運ぶが、より時間的に余裕を持てる人々が増えるであろう2019年の同期間はさらなる客足の向上も見込めるだろう。1年限りの超大型連休における各球団の戦いぶりは、はたしてどのようなものになってくるのだろうか。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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