イチローのライバル、2009年MVPのマウアーが現役引退 米メディアが報じる

ツインズのジョー・マウアー【写真:Getty Images】
ツインズのジョー・マウアー【写真:Getty Images】

イチローとのハイレベルな首位打者争いが話題に、ツインズ一筋でキャリア終える

 ツインズのジョー・マウアー捕手が今季限りで現役を引退すると地元紙「ミネアポリス・スター・トリビューン」が報じた。全盛期にイチロー外野手とハイレベルな首位打者争い繰り広げた好打者は、35歳でユニホームを脱ぐことになった。

 マウアーは2004年に全米ドラフト1位で地元のツインズに入団。2004年にメジャーデビューすると、強打の捕手として2005年には打率.294をマーク。さらに、2006年には打率.347で首位打者に輝いた。

 2008年には打率.328で2度目の首位打者、2009年には打率.365というハイレベルな数字で3度目の首位打者に輝いた。この年は28本塁打、96打点もマークして初のMVPを獲得。なお、2009年はマリナーズのイチローがリーグ2位の打率.352をマークしており、ハイレベルな首位打者争いが話題となった。

 その後も、2010年は打率.327、2012年は.319、2013年は.324をマークするなど、ハイレベルな打撃成績を維持。しかし、最近5年は打率3割以上が2017年(.305)のみで、ポジションもファウルチップによる脳震盪の影響などを考慮して捕手から一塁にコンバートされていた。

 ただ、生涯打率は.306と3割超でユニホームを脱ぐことに。通算1858試合出場で6930打数2123安打、143本塁打、923打点、MVP1度、首位打者3度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞3度、オールスター出場6度という輝かしい実績を残した。今季限りで8年契約が満了してフリーエージェント(FA)となっていが、ツインズ一筋でキャリアを終えた。

(Full-Count編集部)

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