【日米野球】MLB選抜が本領発揮、打線爆発で侍に初勝利 モリーナが強肩&3ランと存在感

3ランを放ったヤディエル・モリーナ【写真:Getty Images】
3ランを放ったヤディエル・モリーナ【写真:Getty Images】

12安打で侍ジャパン投手陣を粉砕、ソトは天井直撃の“幻の本塁打”

■MLBオールスター 7-3 侍ジャパン(11日・東京ドーム)

 MLBオールスターチームは11日、東京ドームで行われた「2018日米野球」で野球日本代表「侍ジャパン」に7-3で快勝。第3戦にして初勝利を挙げた。メジャー最強捕手のヤディエル・モリーナ(カージナルス)が、“バズーカ送球”に3ランと攻守両面で圧倒的な存在感を発揮。MLB打線は12安打で侍ジャパン投手陣を粉砕した。

 3回までは侍ジャパン多和田、MLB選抜のバーローがともに無失点に抑える好投。MLB選抜は4回にリアルミュートの2試合連続弾で先制に成功した。その後、モリーナ、アクーニャJr.のヒットで1死一、二塁とチャンスを作り、20歳のソトがライトへ大飛球を放つも、高々と舞い上がった打球はフェンス手前で“失速”。打球は東京ドームの天井に直撃し、角度が変わっていた。8日の巨人戦でも天井に直撃して一二塁間に落ちる二塁打を放っていたソトがまたしても衝撃的なパワーを見せつけたが、場内が騒然とする“幻の本塁打”で凡退となった。

 すると、バーローがその裏に外崎に適時二塁打を浴びて同点とされる。さらに、上林は四球で2死一、二塁となおもピンチが続いた。しかし、ここでモリーナが魅せる。1ストライクからの2球目。捕球したモリーナが全く無駄のない動きで一塁へバズーカのようなボールを送った。相手のスキを絶対に見逃さないメジャー最強捕手が剛速球を繰り出し、上林をアウトに仕留めてピンチを脱した。

 直後の5回、MLBオールスターチームは多和田の暴投で1点を勝ち越し。なおも1死二、三塁の好機でモリーナが多和田の外角へのスライダーを捉えると、打球は右翼ポール際にスタンドイン。リードを4点に広げた。

 さらに、7回には3番手の成田からスアレス、ハニガーがタイムリーを放ち、2点を追加。バーローの後はヌーニョ、マーティン、ブレビアをモリーナが巧みにリードして無失点リレーを見せ、第3戦にして初勝利を挙げた。

 MLB選抜がようやく本領発揮。守備でも魅せたモリーナは、打撃でも3試合で打率.636と強烈な存在感を発揮している。

(Full-Count編集部)

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