【日米野球】侍・稲葉監督「走塁ミス」悔やむ 最強捕手モリーナに脱帽「非常に勉強してる」

強烈な一塁牽制で上林をアウトに仕留めたヤディエル・モリーナ(左)【写真:Getty Images】
強烈な一塁牽制で上林をアウトに仕留めたヤディエル・モリーナ(左)【写真:Getty Images】

モリーナは攻守両面で存在感「いいリードをしてるなと感じました」

■MLBオールスター 7-3 侍ジャパン(11日・東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は11日、東京ドームで行われた「2018日米野球」第3戦に3-7で敗れた。先発の多和田真三郎投手が(西武)が5回途中5失点と踏ん張れず。攻撃陣は、4回の好機で上林誠知外野手(ソフトバンク)がヤディエル・モリーナ捕手(カージナルス)の強烈な一塁牽制で刺される場面もあり、リズムを作れなかった。稲葉篤紀監督はメジャー最強捕手のモリーナのリードにも脱帽した。

 4回、外崎の適時打で同点に追いついた直後の場面だった。上林が四球で2死一、二塁とチャンスを広げ、打席に岡本が入る。しかし、ここでモリーナが一塁へバズーカのような送球。上林をアウトに仕留めてピンチを脱した。

 その後はモリーナに3ランを浴びるなど投手陣が崩れると、打線も8回まで2点目を奪えず。9回に2点を返す粘りを見せたが、第3戦で初黒星を喫した。

 試合後、稲葉監督はテレビインタビューで「最後、良いつながりで終われたんじゃないかなと思います」と振り返りつつ、「4回の走塁ミスですね。あそこから流れが変わっていったという、勝負の怖さといいますか、ああいうところは今後しっかりやっていかないといけない」と言及。さらに、記者会見でも「野球の流れを非常に悪い方に感じてしまった。4回にモリーナ選手に刺されてしまったことで一気に流れが変わった。あそこが今日はすべて。あそこを徹底させてあげられなかった私の責任です」とモリーナの“バズーカ送球”で上林が刺されたプレーを悔やんだ。

 さらに、MLB選抜の投手陣の攻め方が変わってきたことなどを聞かれると「キャッチャのモリーナ選手が非常に勉強されていて、いいリードをしてるなと感じましたね」と、メジャー最強捕手に脱帽。第1、2戦で大爆発していた柳田は第2打席でヒットを打ったものの、内角を厳しく突かれるなどMLB選抜の本気度が伺える配球だった。

 13日の第4戦はマツダスタジアムで行われる。MLB選抜は前田健太投手(ドジャース)が先発予定。指揮官は「是非是非みんなで打ち崩したいなと思います」と誓っていた。

(Full-Count編集部)

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