「エビちゃんと呼んで」日ハム史上初の育成選手 育成1位・海老原が狙う下克上

入団会見に臨んだ日本ハム育成ドラフト1位指名の海老原一佳【写真:石川加奈子】
入団会見に臨んだ日本ハム育成ドラフト1位指名の海老原一佳【写真:石川加奈子】

10月の入団テストで場外弾を連発、大渕スカウト部長「シンデレラボーイに」

 日本ハムは23日、札幌市内のホテルで入団発表を行い、育成ドラフト1位指名の海老原一佳外野手(富山サンダーバーズ)は、下剋上を誓った。

 球団初の育成選手。背番号144のユニホームをまとった海老原は「先を見ずに、まずは支配下になることを決意しています。最終的には1軍の第一線で戦える選手になりたいです」と力を込めた。

 188センチ、92キロの恵まれた体格を誇る左の長距離砲で、打球速度はプロでもトップクラスの時速170キロを叩き出す。創価高、創価大を経て今季プレーしたBCリーグでは打率.329の成績を残し、課題だった打撃の精度が向上した。

 10月に行われた入団テストでは、フリー打撃で場外弾を連発して猛アピールした。大渕隆スカウト部長はその勝負強さも評価しており「7月までに支配下契約を勝ち取り、先輩たちを追い抜くシンデレラボーイになってほしい」と期待する。

 希望する愛称を問われると「エビかエビちゃんと呼んでほしい」と語った海老原。北広島市内で新球場がオープンする2023年にも思いを馳せ「新球場でチームに勢いを与えられるようなプレーをしたい」と目を輝かせた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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