マリナーズが大谷の元同僚を“二刀流”で獲得 米メディア「オオタニの影響だ」

大谷翔平(左)とエンゼルス時代に同僚だったケイレブ・コワート(右)【写真:Getty Images】
大谷翔平(左)とエンゼルス時代に同僚だったケイレブ・コワート(右)【写真:Getty Images】

今季エンゼルスで47試合に出場したケイレブ・コワート内野手

 マリナーズは10日(日本時間11日)、エンゼルスからウエーバーにかけられていたケイレブ・コワート内野手の獲得を発表した。MLB公式サイトはマリナーズがコワートを投打の二刀流として育成していくことを伝えている。

 大谷翔平投手の同僚だったコワートは今季47試合に出場し打率.134、1本塁打、10打点の成績を残していた。高校時代は投手としての評価も高かったコワートにMLB公式サイトは「マリナーズはコワートを二刀流の選手として試すことを計画している」と見出しを付け報じている。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」の番記者ジェフ・フレッチャー氏も自身のツイッターを更新。2010年にドラフト指名された時は二刀流の才能があったコワートに、エンゼルスは数年前にマイナーで打撃不振に陥った時には投手にコンバートさせる考えがあったことを明かしている。

 そして「今、エンゼルスは大谷の二刀流に加え、2人のマイナーリーグ外野手を教育リーグに送り、二刀流ができるか挑戦させている。それについて、コワートが『それはいいね。個人的には二刀流は考えたことがなかった。誰もやろうと言ってこなかったし。身体的な観点から、(2人の挑戦が)どういう展開になるか分からないけど、とても興味深いと思う』」と、コワート自身も興味を持っていたことをツイートしてる。

 また、シアトルタイムズの番記者ライアン・ディビッシュ氏も自身のツイッターで「コワートが来シーズン二刀流に挑戦することを、マリナーズは発表した。高校時代、彼は卓越した投手だった」と二刀流挑戦を発表。このツイートに米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者も反応し「ショウヘイ・オオタニの影響だ」としている。

 大谷が移籍1年目で二刀流を実現させたことで他球団も続々と“第2の大谷”の育成に力を入れている。

(Full-Count編集部)

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