142試合目で消えたCS進出 2018年、DeNA選手&関係者の「REAL」な声

ラミレス監督「すべてのことを自分自身で決めすぎるようになってしまった」

 新生横浜DeNAベイスターズとなった12年から制作された今シリーズ。当初は等身大の選手たちを取り上げる「ダグアウトの向こう」シリーズとしてスタート。14年に一旦、完結した後、ラミレス監督就任の16年から「FOR REAL」としてリニューアルされた。そして今回の「FOR REAL」、選手の直の心の声、叫びが様々な形の言葉となって聞こえてくる。

「すべてのことを自分自身で決めすぎるようになってしまった。コーチの方々の意見を聞かなくなってしまっていた。」

 18年シーズン、CS出場をかけた巨人との終盤戦、デッドヒート。可能性は十二分にあったが1試合を残した時点で、惜しくもその夢が断たれてしまった。

 10月9日、神宮球場。チームはヤクルトに勝利を収めたが、阪神に大勝した巨人がCS出場進出を決めた。
試合後、ラミレス監督は上記の言葉を語った。

 全編を通じて、今作には選手、関係者のリアルな感情が描かれている。

 試合中、足を大きく腫らすほどのケガをしたにもかかわらず、宮崎敏郎はチームトレーナーに翌日からも試合に出場し続けると直訴する。

 度重なる足の故障に悩まされ、やるせなさを吐露するホセ・ロペス。

「4敗したうちの1つでも負けることがなかったならば……」

 ストッパー山崎康晃は1勝差でCS出場を逃したことを自分の責任であると悔いている。

 故障者続出の投手陣を引っ張ったルーキー東克樹。好投しながらもチームはサヨナラ負けを喫した10月6日の阪神戦で悔しさを露わにした。

「結果や失敗を恐れたりせず、勝つためにできること、今を大事にしよう」

 キャプテン筒香嘉智は大事な局面で常にチームを鼓舞する声を出し続けた。

言葉がDeNAの力の1つになっていた?

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