大谷翔平とプホルス、どう併用する? オースマス新監督の起用プランは…

エンゼルス・大谷翔平(左)とアルバート・プホルス【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とアルバート・プホルス【写真:Getty Images】

ウインターミーティングの会見で明かす、「最も重要な面」は…

 エンゼルスの新監督に就任したブラッド・オースマス氏が12日(日本時間13日)、来季、右肘手術からのリハビリの影響で打者に専念することになる大谷翔平投手と膝の手術を受けたアルバート・プホルズ内野手の起用法について「バランスをとることになる」と語った。通算3000本安打を達成した大ベテランと二刀流の新人王の併用に悩ましい様子を示していた。

“レジェンド”か、二刀流の新星か――。米・ラスベガスで行われているウインターミーティングで記者会見に出席した新監督は、来季のDHの起用プランについて質問を受けた。

「バランスをとることになるだろう。我々はオオタニが開幕に間に合うとは考えていない。シーズン序盤には彼(プホルス)をDHで多く起用できるだろう。そして、彼の打撃が最高の滑り出しを見せてくれることを願っている」

 オースマス監督はこう語った。プホルスは昨季の大谷加入に伴い、DHから本来の一塁に復帰した。だが、かつての名手も今や満身創痍。今季は打率.245、19本塁打、64打点に終わった。オフには左膝と右肘の手術を受け、リハビリを進めている。

 来季は、肘のリハビリの影響で開幕に間に合わない可能性が高い大谷の代わりに、プホルスをDHで起用する方針を指揮官は固めている。

「しかし私にとっては、より重要で慎重にならなければならないバランスとなるのが、彼の一塁手としての起用頻度だ。彼の膝の状態を考えると、それが最も重要な面だ」

 メジャー屈指の長打力を示した大谷の打撃を最大限に生かすにはDHしかない。となれば、プホルスと併用するなら“レジェンド”が一塁を守るしかない。

 来年1月に39歳を迎える名打者の膝は耐えきれるのか。大谷復帰後、プホルスの膝が指揮官にとって、悩みの種となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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