MLB史上初の珍トレード成立 ナショナルズとレッズの間で「タナー」が交換に

「タナ―」同士のトレードでレッズに移籍するタナー・ロアーク【写真:Getty Images】
「タナ―」同士のトレードでレッズに移籍するタナー・ロアーク【写真:Getty Images】

「タナー」はMLBに5人、タナー・ロアークがレッズへ、タナー・レイニーがナショナルズへ移籍

 レッズとナショナルズの間で12日(日本時間13日)、MLB史上初となる“ある”交換トレードが成立した。先発右腕のタナー・ロアーク投手がナショナルズからレッズへ移り、レッズからはリリーフ右腕のタナー・レイニー投手がナショナルズへ移る。

 今シーズンは9勝15敗と奮わなかったが、MLB6年間で64勝を挙げているロアークと、8試合7イニングで防御率24.43と結果は出なかったものの、速球派として期待されている25歳のレイニー。MLBではごく普通のトレードだ。でも、ただひとつ違っていたのは、2人とも名前が「タナー」だったこと。MLBの公式動画サイト「Cut4」の記事によると、「タナー」という名前の選手同士がトレードされるのは、史上初のことだという。

「Cut4」によると、「タナー」という名の選手はMLB史上で5人いる。ロアークとレイニーのほかに、スコット、アンダーソン、そして今季NPBのロッテでプレーしたシェッパーズだ。記事では、「彼らは彼ら同士でトレードされることはなかった。なので、これは一大事だ」と、この“タナー同士”のトレードを報じている。

 記事の中では、3人目の「タナー」、タナー・アンダーソンはこのオフ、前所属のパイレーツからアスレチックスに移籍していることも紹介されている。ちなみに、この5人の「タナー」はいずれも投手だというのも面白い。ロアークはその中でも一番の実績を持つ投手で、2014年15勝、2016年16勝、2017年13勝と3シーズンで2桁勝利をマーク。ナ・リーグ中地区で断トツの最下位に沈んだレッズの救世主となれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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