バレ、青木、坂口と高齢化進む外野陣…支配下登録枠から見る燕の補強ポイント

内野手はプロスペクト多数、2015年V戦士からの世代交代進む

○捕手
 年代はまんべんなく分布しており、正捕手の中村、バックアップのベテラン井野はしっかりしている。しいて言えば第3の捕手が欲しいところではあるが、西田、古賀、大村といった若手から中堅の選手の台頭があれば補強課題ではないか。

○内野手
 すでにトリプル3を3度達成している26歳の山田哲人という主軸がおり、遊撃の西浦も27歳と脂が乗った年代。10代~20代前半でも廣岡、村上、日本ハムから加入の太田とプロスペクトは多い。2015年のリーグ優勝時にチームを牽引した川端、大引、畠山といったところがキャリアの後半にかかっているが、世代交代は順調に進むのではないだろうか。

○外野手
 打線の中軸がずらりと並ぶが、高齢化が著しく、補強するなら一番のポイント。レギュラー陣のバレンティン、青木、雄平に坂口も外野手登録だが、いずれも34歳以上。新人も2位の中山は大卒の即戦力候補だが、4位の濱田は高卒でしばらく育成が必要だろう。バックアップに上田、プロスペクトも塩見、山崎といるが、レギュラークラスの若い外野手を補強し、今のうちに層を厚くして世代交代を進める必要があるだろう。

 支配下登録選手は、スアレスを獲得して66人になる見込み。外国人はブキャナン、ハフと合わせて投手3人、打者がバレンティン1人となる。外野の層が薄いことを考えると、打てる外国人の外野手がいればもう1人獲得するか、あるいはトレードで若手外野手を獲得することを考えてもいいかも知れない。バランスからいって、できれば右打者がいいだろう。バレンティンが2020年から外国人扱いではなくなることを考えれば、1年は育成するつもりで若い外国人の外野手を獲得するという手もある。

【最新版】ヤクルトのポジション・年齢別支配下登録選手一覧

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