キューバ選手、亡命せずMLBと契約可能に コミッショナー「不正取引に終止符」

2016年にキューバから亡命しMLB入りしたユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】
2016年にキューバから亡命しMLB入りしたユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】

MLBコミッショナー「次の世代のキューバ人選手たちが夢を追い求めることが可能」

 MLB、MLB選手会、キューバ野球連盟は19日(日本時間20日)、キューバ出身の選手が亡命せずにメジャー球団と契約することを許可することに合意した。AP通信が伝えている。

 記事では「2021年10月31日まで続くその合意により、キューバ人選手は日本や韓国、台湾で球団との契約下にある選手たちが利用できるものと類似したルールの下で、契約を結べるようになる」としている。今後は亡命による危険を犯すことなくメジャーリーグと契約を行えるようになるという。

 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は「何年にもわたり、犯罪組織によって行われるキューバからの野球選手のトラフィッキング(不正取引)に終止符を打つために、MLBは努力してきました。この合意によってその目的が果たされ、メジャーリーグでプレー経験のある現役もしくは元キューバ人選手が受けてきたあらゆる苦難に耐えることなく、次の世代のキューバ人選手たちが夢を追い求めることが可能になると、我々は信じています」とコメントしている。

(Full-Count編集部=AP)

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