ホワイトソックスにも二刀流!? 2018年10大ニュースに「シカゴ南部のオオタニ」

DHが本職のマット・デビッドソンは3試合に登板し被安打1、防御率0.00
ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手。二刀流の活躍で米国に衝撃を与えたが、米メディアではある球団の10大ニュースの1つに「シカゴ南部のショウヘイ・オオタニ」を選出している。
米テレビ局「NBCスポーツシカゴ」ではホワイトソックスの2018年の10大ニュースを特集。8位は「マット・デビッドソンが南部のショウヘイ・オオタニに変身」と特集している。
「ショウヘイ・オオタニは2018年にMLBの話題になると予想されていた。日本からやってきた男はロサンゼルス・エンゼルスのために投げて、打つことになったからだ。ホワイトソックスが開幕後に球団内から二刀流のセンセーションを発見したことを、球界ではほとんど知られていなかった」
記事ではこう振り返っている。ホワイトソックス版大谷、デビッドソンの本職はDHだが、昨季は敗色濃厚な試合で救援陣を休ませるために、3試合に登板。被安打1で無失点。防御率0.00という“好投”を披露した。
特に8月6日の本拠地ヤンキース戦では7点ビハインドの9回、スタメン落ちしていたデビッドソンは4番手でマウンドに上がると、2017年ナ・リーグMVPのジャンカルロ・スタントン外野手を低めのカーブで空振り三振に打ち取った。
打者としては打率.228、20本塁打、62打点という成績だった。記事では二刀流の来季についても言及している。
「デビッドソンは、投手としてより重要な役割を本気で希望し続けてきた。ホワイトソックスは彼をオフにノンテンダーとしたので、他の球団でそれを実現しなければいけない」と本格的な二刀流挑戦を熱望しながらも、ホワイトソックスではもう実現しないことも紹介。その上で、来季のマウンド上での輝きにエールを送っている。
「彼はオオタニのレベルには到達していないかもしれない。彼は投打両方の輝ける仕事ぶりでア・リーグ新人王を勝ち取った。多くの本物のメジャー救援投手を凌ぐことはできないかもしれないが、チームは多様性と様々な能力を求めるもの。2018年のホワイトソックスのハイライトの1つとなったということで、彼は2019年のメジャーリーグのマウンドで同じような活躍を見せるのかもしれない」
メジャー100年ぶりの二刀流となった大谷。今後、第二、第三のオオタニがメジャーを沸かせるかもしれない。
(Full-Count編集部)
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