米で最も“惨めな”ファンは? 米メディア選出、パドレス最上位、マリナーズも…

牧田和久が所属するパドレスが格付けにランクイン【写真:Getty Images】
牧田和久が所属するパドレスが格付けにランクイン【写真:Getty Images】

MLBではパドレス→ホワイトソックス→レッズ→マリナーズの順に“惨め”

 4大スポーツが人気を博し、年中スポーツの話題に溢れているアメリカ。大都市には複数の競技チームが本拠地を構え、多くの都市にプロスポーツチームが点在し、それぞれの地域でファンが熱狂している。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は電子版で「プロスポーツで最も惨めなファンベース」とする特集を展開。スポーツチームが本拠地を置く都市で「1.チャンピオンシップ、2.プレーオフ進出、3.プレーオフの勝利、4.ショック度(大逆転負け、終了間際での逆転負けなど)、5.ライバルとの比較」の基準で点数化し、最も“惨めな”思いをしているファンを“格付け”した。

 MLB30球団の中で、最も“惨め”とランキングされたのは、牧田和久投手も所属するパドレスで、全体でも2位に入った。記事では「サンディエゴに住むことは全く惨めなことではないが、パドレスファンでいることは報われない努力である」と指摘。パドレスは8年連続で負け越しており、2006年を最後にプレーオフ進出もなし。リーグ制覇は1996年まで遡るだけに記事でも「25歳以下の人は誰も覚えていないことになる」とされている。

 MLBの2位、全体で6位に入ってしまったのはホワイトソックス。記事では「ホワイトソックスのファンは、ホワイトソックスが2005年にワールドシリーズを制覇した時から、2016年にカブスがワールドシリーズを制覇した時まで、誇れる権利を手にしたが、常に街の北側の隣人により影が薄くなってしまう。

 これに続くのが、全体7位のレッズ。そして、全体13位タイに入ってしまったのが、イチロー会長付き特別補佐も属するマリナーズ。今季は89勝73敗と勝ち越したものの、ア・リーグ西地区3位に終わり、17年連続でプレーオフ進出を逃した。記事でも「2018年シーズンのほとんどの間、球界で最長のプレーオフ未進出期間を終わらせられるかのように思われた。しかし、シアトルは終盤に失速し、また10月を家で過ごすこととなり、ワールドシリーズに進出したことのない2球団の1つ(もう1つはナショナルズ)として惨めさが増した」とされている。

 さらには「マリナーズにはケン・グリフィーJr.、アレックス・ロドリゲス、ランディ・ジョンソン、イチロー・スズキなど過去に素晴らしい選手たちがいたが、結果に結びつかなかった」と、イチローら“レジェンド”たちがいながらも、結果を残せなかった過去に言及。「シアトルはここ数シーズン競えているが、強力なアストロズと復活したアスレチックスと同じ地区である。これはプレーオフ未進出期間を終わらせ、このリストで順位を下げるのに理想的な状況ではなく、マリナーズは再建に進んだ」と記されている。

 MLB30球団のうち、全体25位以内にランクインしたそのほかのチームは18位のレイズ、20位のブルワーズ、23位のオリオールズ。MLB30球団でレッドソックスが最も下位に位置し全体115位となっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY