大谷獲得のGM、契約延長は不透明 トラウト擁し負け越し続くエ軍は「無能」

大谷翔平の獲得に成功したエンゼルスのビリー・エプラーGM(右)【写真:Getty Images】
大谷翔平の獲得に成功したエンゼルスのビリー・エプラーGM(右)【写真:Getty Images】

就任した2016年以降、3年連続負け越しでプレーオフ進出なし

 今季、大谷翔平投手が二刀流の活躍を見せ、大きな注目を集めることとなったエンゼルス。とはいえ、投手陣に故障者が相次ぐこととなり、シーズンが終わってみれば、80勝82敗の負け越し。ア・リーグ西地区の4位に沈み、4年連続でプレーオフ進出を逃すこととなった。

 2014年と2016年と、2度のMVPに選ばれているマイク・トラウト外野手を擁しながら、結果が伴わないエンゼルス。チームの“至宝”との契約が残り2年となる中で、好成績を残せないチームのフロントに対する厳しい声が徐々に高まってきている。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」では「契約期限を迎える監督とフロントオフィスのトップ」というテーマで特集を掲載。2019年で契約が満了となる各球団の監督やフロント責任者を挙げ、その中でエンゼルスのビリー・エプラーGMもピックアップされている。

 2016年からの4年契約を結んだエプラーGM。大谷翔平獲得に成功したものの、就任後の3年間は74勝88敗、80勝82敗、80勝82敗と全て負け越し。特集では「マイク・トラウトが殿堂入りに値する活躍を全盛期にしながらも、彼を軸に強豪チームを作れないエンゼルスの無能ぶりについて様々な声が挙がっている。そして、トラウトが2020年シーズン後にFA権を得ることを考慮すると、時間はどんどん無くなってきている」と厳しく指摘されている。

 エプラーGMが就任してからの3年間での成果として、記事では「評価できる面としては、アンドレルトン・シモンズやジャスティン・アップトン、ショウヘイ・オオタニといった“優秀な人材”を獲得したことである」とされている一方で、現時点で「エプラーの契約延長に特段の危険信号が点滅する気配は、今のところどこにもないが、エプラーの前任者たち(ジェリー・ディポトとトニー・リーギンス)は5年以上の任期を務めたことはないと言うことは注目に値する」と言及。大谷の獲得に成功したエプラーGMの契約延長が、現時点では不透明であろうということを示唆していた。

(Full-Count編集部)

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