菊池雄星はブルワーズに「完璧にフィット」!? MLB公式サイトが“予想”

ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】
ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

注目選手の移籍先を予想する企画で「ブルワーズのチームと金額面で完璧にフィット」

 西武からポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す菊池雄星投手。MLB球団との交渉期限は来年1月2日(同3日)となっており、近日中に移籍チームを決めることになる。その決断が大きな注目を浴びる中、米メディアは「最もフィットする球団」としてブルワーズを挙げている。

「スペシャルデリバリー:全30球団に1選手をプレゼント」とのタイトルで特集を組んだのはMLB公式サイト。記事では「全30チームにクリスマスギフトをあげることを考えてみよう。チームが最も必要としているものにフィットし、今オフに現実的に獲得できる選手を挙げる」としている。

 ルールは「公平のために、同じ選手を2度使うことはできないし、実際に可能性がなければならない」というもの。「各チームがストッキングに入っていたら喜ぶかもしれない選手は以下の通りである」としており、ブルワーズの欄に「ユウセイ・キクチ」の名前が挙がっている。理由は「27歳の日本人選手はブルワーズのチームと金額面で完璧にフィットするように見える」というシンプルなものだ。

 ブルワーズは有望な若手を多く抱え、昨オフにはクリスチャン・イエリッチ外野手、ロレンゾ・ケイン外野手ら実力者を補強。知将のクレイグ・カウンセル監督に率いられたチームは、優勝決定戦でカブスを破って地区制覇を果たした。イエリッチはMVPを獲得。ブルワーズはリーグ優勝決定シリーズでドジャースに敗れたものの、躍進の1年となり、来季は初の世界一を目指す。“切り札”として、菊池を補強する可能性があるかもしれないというのだ。

 もっとも、菊池は西海岸のチームへの移籍を望んでいるとの報道もあり、ここまではマリナーズ、ジャイアンツ、ドジャースなどが有力との見方が強い。東海岸ではブルージェイズの名前も挙がっているが、果たしてどんな決断を下すのだろうか。

 なお、今オフの注目選手では、マニー・マチャド内野手がヤンキース、ブライス・ハーパー外野手がフィリーズ、ダラス・カイケル投手がレッズ、ネルソン・クルーズ外野手がレイズと契約するとMLB公式サイトは“予想”。さらに、FA選手以外にもトレードの噂が出ているコーリー・クルーバー投手がアストロズ、JT・リアルミュート捕手がドジャースに移籍するとしている。

(Full-Count編集部)

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