人的補償で実績のある長野が加入 広島の外野手争いは“超激戦区”に…

2013年のWBCでも活躍した長野久義【写真:Getty Images】
2013年のWBCでも活躍した長野久義【写真:Getty Images】

右翼は誠也も…中堅と左翼は? 長野、野間、西川、バティスタら候補多数

 巨人へFA移籍した丸佳浩外野手の人的補償として、広島は長野久義外野手を獲得した。巨人にとっては昨年12月に炭谷銀仁朗捕手の人的補償として西武に移籍した内海哲也投手に続き、衝撃の生え抜き流出となった。

 2010年に新人王に輝くと、11年には首位打者、12年には最多安打と打撃タイトルを獲得。2011年から3年連続でベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。近年は思うような活躍ができていないが、リーグ4連覇を目指す広島にとって大きな補強となったことは間違いない。

 昨季、広島の外野手登録で規定打席に到達したのは、巨人へFA移籍した丸佳浩を除いて、鈴木誠也、松山竜平、野間峻祥と3人。当初、丸が抜けた中堅手には野間が入ることが予想されていた。ただ、新戦力の長野の守備位置は右翼と中堅。来季の正右翼手は打線の核でもある鈴木で間違いないだろうが、仮に長野が中堅手として復活すれば、野間と激しい定位置争いが繰り広げられることになる。どちらかが左翼手に回る布陣もあり得るだろう。

 さらに、2018年に自身初めて100試合以上(107試合)に出場し、打率.309、101安打をマークした西川龍馬は左翼のレギュラー候補。その他にも、昨季99試合出場で25本塁打を放ったサビエル・バティスタ、パンチ力のある下水流昂、「未完の大器」堂林翔太、捕手登録の坂倉将吾らも虎視眈々と定位置獲りを目指すなど、外野は“超激戦区”となる。

 チームは前田健太がメジャー移籍した後の2016年に25年ぶりにリーグ優勝を飾り、黒田博樹が現役引退した後の17年にリーグ連覇を達成した。16年は鈴木や新人の岡田明丈、17年は安部友裕、薮田和樹ら新戦力が台頭。2年連続リーグMVPに輝いた丸の流出は大きな痛手だが、昨季までのリーグ3連覇はレギュラー争いをチームの推進力に変えてきた結果とも言える。

 野間らが意地を見せるのか、新天地で長野が再び輝きを取り戻すのか、それとも新たな戦力が台頭するのか。激しい外野手争いは広島のリーグ4連覇のカギを握ることとなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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