名クローザーや天才打者も…平成最後の野球殿堂入りから漏れた名選手は
今年は33人が候補となるも、殿堂入りは3人だけ
○前田智徳
1989年にドラフト4位で広島入り。1年目から56試合に出場すると、2年目でレギュラーに定着。“天才打者”と称され、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞4度を誇る名外野手だった。通算2188試合に出場し7008打数2119安打295本塁打1112打点、打率.302。
○宮本慎也
PL学園、同志社大、プリンスホテルを経て、1994年のドラフトでヤクルトを逆指名し、2位で入団。守備の名手として3年目にレギュラーの座を掴むと、卓越した守備とシュアな打撃、そして小技を駆使して活躍した。通算2162試合7557打数2133安打62本塁打578打点、打率.282。
○アレックス・ラミレス
2001年にパイレーツからヤクルトへ加入し、巨人、DeNAで2013年まで13年間にわたってNPBでプレー。首位打者1回、最多安打3回、本塁打王2回、打点王4回と輝かしい実績を残し、外国人選手で初の名球会入りを果たした。現在はDeNAの監督を務める。NPB通算1744試合6708打数2017安打380本塁打1272打点、打率.301。
○柴田勲
1962年に巨人に投手として入団。日本におけるスイッチヒッターの先駆者とも言われる。俊足を武器にセ・リーグ最多の通算579盗塁をマーク。巨人一筋20年で通算2018安打、194本塁打、708打点、打率.267。
プレーヤー表彰は、現役を引退したプロ野球選手で引退後5年以上経過すると殿堂入りの資格が発生し、その後15年間が選考対象となる。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票し、75%以上得票した人物が殿堂入りとなる。
エキスパート表彰は、現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で引退後6か月以上経過している人物、または現役を引退し21年以上経過したプロ野球選手が対象となる。殿堂入りした人物(約30人)、競技者表彰員会の幹事と野球報道に関して30年以上の経験を持つ委員(約70人)が投票し、75%以上得票した人物が殿堂入りする。
【平成31年プレーヤー表彰候補者】※新たな候補者
立浪和義
高津臣吾
川相昌弘
野村謙二郎
T.ローズ
小久保裕紀
桑田真澄
石井琢朗
城島健司
佐々岡真司
田口壮
赤星憲広
石井一久※
桧山進次郎※
前田智徳※
宮本慎也※
山崎武司※
A.ラミレス※
【平成31年エキスパート表彰候補者】※は新たな候補者
権藤博
R.バース
田淵幸一
柴田勲
大沢啓二
足立光宏
加藤秀司
土橋正幸
長池徳士
松岡弘
岡田彰布
中畑清
尾花高夫※
掛布雅之※
梨田昌孝※
(Full-Count編集部)