阪神大震災から24年、オリックスが犠牲者へ黙祷 田口コーチ「風化することない」

17日正午にオリックス・西村徳文監督(左手前)らが犠牲者に黙祷を捧げた【写真:橋本健吾】
17日正午にオリックス・西村徳文監督(左手前)らが犠牲者に黙祷を捧げた【写真:橋本健吾】

95、96年のリーグ連覇を経験した田口コーチ「『あの時以来だね』と話せるように」

 オリックスの西村徳文監督、田口壮1軍野手総合兼打撃コーチ、福良淳一育成統括GMらが17日正午に球団施設で黙祷を捧げた。

 2016年まではほっと神戸で黙祷を行っていたが、昨年からは大阪・舞洲に球団施設を移転した。1995年の震災から24年が過ぎ、当時現役でプレーした田口コーチは「この日が近くなってくるとニュースなどで報道され、また1年が経ったなと思います」と感慨深く口にした。

 1995年にリーグ制覇、そして翌96年はリーグ2連覇、日本一を達成し「がんばろうKOBE」を掲げたチームはファンに勇気と希望を与えた。「僕の中では風化することない。少しずつ変わりつつあるが、変わっていない部分もある。チームとして勝った(優勝)した時に『あの時以来だね』と話せるように。一体感という意味では(連覇した)あの2シーズン、後にも先にもない。お互い力を送りあう人には力がある。この時期を来ると感じます」と振り返っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY