新戦術「オープナー」に完璧!? 両投げベンディットにジ軍投手コーチ太鼓判
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右打者でも左打者でも対応可能「ちょっとした素晴らしい武器」
昨季メジャーを沸かせた新戦術「オープナー」。初回に打者と好相性の投手を起用し、1イニングもしくは2イニング投げた後で、本来の“先発投手”にバトンタッチしたり、救援投手のリレーでつなぐ方式だ。先発投手の数が足りなかったレイズが緊急措置として講じた策だったが、同様の問題を抱えたアスレチックスなども、これに続いた。
大胆な策でもあるオープナーの導入には、球界でも賛否が分かれているが、ジャイアンツでのカート・ヤング投手コーチは抵抗を感じていないようだ。地元テレビ局「NBCスポーツ・ベイエリア」公式サイトが伝えている。
ヤング投手コーチは15日(日本時間16日)、地元ラジオ局に出演し、実際にオープナーを使ったことはないが抵抗はないと発言。さらに、ジャイアンツが昨年12月に契約した投手こそ「オープナー役の完璧な候補者だ」と語っている。その候補者とは、両投げのパット・ベンディット投手だ。
オープナーでは、打者との相性を見て初回を投げる投手を決めるが、ベンディットは両投げのため右打者でも左打者でも対応が可能。まさにオープナーの申し子という訳だ。また、偶然にもヤング投手コーチがアスレチックスに在籍していた時、ベンディットもアスレチックスでプレー。投手コーチは「彼はちょっとした素晴らしい武器を持っている。非常に優れた左腕かつ右腕だ。彼は我々にとって貴重な存在だ」と期待を寄せている。
これまでメジャーでは1シーズン最多26試合登板のベンディットは、今季その出番を増やすことができるのだろうか。
(Full-Count編集部)
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