ヤンキースが強力ブルペン結成 FA右腕オッタビーノと3年29.5億円で合意へ
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昨季ロッキーズで6勝4敗34ホールド、防御率2.43の活躍
ヤンキースが球界屈指の強力ブルペンを作り上げた。名門球団は17日(日本時間18日)、ロッキーズからFAとなっていたアダム・オッタビーノ投手と3年2700万ドル(約29億4600万円)の契約に合意したと、米スポーツ専門メディア「ファンクレド・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者ほか複数の現地メディアが伝えている。
33歳右腕は2006年ドラフト1巡目(全体30位)でカージナルス入り。2010年にメジャーデビューすると、2012年開幕直後のロッキーズへ移籍。そこで貴重なブルペン要員として定着した。昨年は75試合に投げて6勝4敗34ホールド6セーブ、防御率2.43の好成績を記録。メジャー通算8シーズンでは366試合に投げ、17勝20敗97ホールド17セーブ、防御率3.68を記録している。
ヤンキースは守護神アロルディス・チャップマンに加え、セットアッパーとしてダリン・ベタンセスが控えるが、今オフにFAだった左腕ザック・ブリトンと契約。昨季63試合に投げて8勝3敗13ホールド、防御率2.50の活躍を見せたチャド・グリーン、25歳右腕ジョナサン・ホルダーを擁しており、オッタビーノの加入で球界屈指の強力ブルペンができあがった。
2009年以来ワールドシリーズ優勝から遠ざかっているヤンキースは、再び球界の盟主となるべく、今オフは積極補強に努めている。FA市場の目玉、マニー・マチャドやブライス・ハーパーの獲得にも乗り出していると言われているが、はたして来月のキャンプイン時にはどんな強力チームが作り上げられているのだろうか。
(Full-Count編集部)
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