カブスGM、DV処分ラッセルとの契約に「2度目のチャンスを与えることは正しい」
MLB規定違反で40試合の出場停止、戦列復帰は5月予定
カブスのアディソン・ラッセル内野手は元妻にDV行為を働き、MLBの規定に違反したとして、MLB機構から40試合の出場停止処分が下された。昨年9月21日から処分が適用され、今季も5月にならないと処分は解けない。今オフ、カブスはラッセルと袂を分かつこともできたが、1年340万ドル(約3億7200万円)で2019年の契約を結んだ。カブスのオーナー、トム・リケッツ氏とジェド・ホイヤーGMは17日(日本時間18日)、この決定について「正しかった」と話したという。米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトが伝えている。
記事によれば、リケッツ氏は専門家やMLB機構、ラッセル本人と話し合いを重ねた結果、「彼を見捨てるよりも支援しようと決めた。これはDV被害者の支援に反するわけではない。簡単な決断ではなかった」と経緯を明かしたという。また、ホイヤーGMはカブスファンの中にも反対の声があることに理解を示した上で、「人々は感情的な反応を示している。我々もそうだった。だが、条件付きで2度目のチャンスを与えることが正しいと思った」と話している。
守備の名手として知られるラッセルだが、球団の恩情処置にしっかりプレーで応えたい。
(Full-Count編集部)