DeNA筒香が故郷の小学生にエール「失敗より挑戦しないことの方が格好悪い」

DeNA・筒香嘉智が子供たちと“ミニ運動会”で触れ合った【写真:佐藤直子】
DeNA・筒香嘉智が子供たちと“ミニ運動会”で触れ合った【写真:佐藤直子】

約70人の小学生と“ミニ運動会”「失敗することは恥ずかしくない」

 DeNAの筒香嘉智外野手が20日、故郷の和歌山県橋本市で小学4年生と6年生、約70人を対象とした“ミニ運動会“に参加した。自身が中学生時代から続けているブリッジなどのエクササイズを紹介すると同時に、マット運動や長縄跳び、綱引きなどで勝負を繰り広げる子供たちの姿を温かく見守った。

 この日は午前中に橋本市スポーツ推進アドバイザーに就任。スポーツ指導者研修会が行われた後、午後は子供たちと“ミニ運動会”で触れ合った。冒頭で「いっぱい失敗して、積極的にチャレンジしてください」と呼びかけたが、マット運動では倒立前転や倒立ブリッジなど高度な動きもあり、集まった子供たちの中には失敗を恥ずかしがる子供も。それでも、後半の長縄跳びや綱引きでは、子供たちは真剣勝負の中にも笑顔を弾けさせた。

 イベントを通じて子供に声掛けを続けた筒香は、閉会時に子供たちにこんなメッセージを送った。

「自分の体を操ることは難しいと思いますが、大事なことです。もっともっと失敗して、できないことができるようになるまでチャレンジしてみて下さい。失敗することは恥ずかしくありません。失敗するより、挑戦しないことの方が格好悪いです」

 終了後、取材に応じた筒香は、子供たちが失敗を恥ずかしがらない環境を、大人たちが提供することの大切さを力説。「失敗したら怒鳴ったり罵声を浴びせるのではなく、また次にチャレンジできる環境を作ってあげてほしい」と訴えた。

 今後も橋本市と協力しながら、野球に限らず、子供たちが幅広くスポーツを楽しめる環境作りを進めていく。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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