鷹・柳田が驚愕した2人の“超人”「あんな日本人いない」「エゲツないスイング」

母校での自主トレを公開したソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】
母校での自主トレを公開したソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】

ライバルを問われた柳田が真っ先に挙げたのは…ハーパー!

 21日に母校・広島経済大で行っている自主トレを報道陣に公開したソフトバンクの柳田悠岐外野手。チームメートの福田秀平外野手、真砂勇介外野手、谷川原健太捕手、ロッテの李杜軒内野手、西武の戸川大輔外野手、広島の高橋大樹外野手と連日、厳しいトレーニングを自らに課して肉体、技術に磨きをかけている。

 昨季は130試合に出場し、打率.352、36本塁打、102打点と打撃主要3部門でキャリアハイの成績を記録。今季の年俸は5億7000万円(金額は推定)となり、名実ともに球界トップといっても過言ではない。そんな柳田さえも驚かせる“超人”が2人もいる。自主トレ後に柳田が改めて驚きを語った人物とは……。

 その1人は、長らく自主トレを共にしている阪神の糸井嘉男外野手だ。2014年に“弟子入り”して以来、静岡、グアム、沖縄と場所を変えながら、6年連続で一緒に自主トレを行っている。今年も沖縄で1次自主トレを行い、その後、それぞれ分かれ、柳田は18日から広島で2次自主トレをスタートさせている。

 毎年、糸井に対しての驚きを口にする柳田だが、それは今年も同じ。「嘉男さんとか38歳ですからね、今年。それでもあれだけ動けるんで、しっかりやらないといけないなと思います。こんな凄い人がいるんだって毎回思います」。38歳になる糸井の異次元の動きを沖縄で目の当たりにした柳田。目指すお手本ではあるものの、あまりに異次元過ぎるのだろう。「そういう人を追い越そうと思ってやっていますけど、ちょっと無理やなと思いますね。嘉男さんは無理。あんな日本人いないです、マジで。僕が38歳になった時、あんな動きできないし、あんな体になれない。あの人は最強だと思います」と感服した。

 そして、もう1人は昨年から自主トレを共にするオリックスの吉田正尚外野手だ。報道陣から「ライバル」について問われると、「ハーパーとか」と、まずはメジャー屈指のスラッガー、ブライス・ハーパー外野手の名前を挙げた。この段階で柳田も“異次元”ではあるが、その後で間髪入れずに名前を出したのが、吉田正尚だった。

 2015年ドラフト1位でオリックスに入団した吉田正。柳田同様に体全体を使ったフルスイングが魅力のスラッガーで、糸井との沖縄自主トレに参加していた。そこで見たスイングが強烈だったようで「正尚は間近で見てえげつないスイングしていたので、負けたくないという気持ちがあります」と振り返った。

 柳田、糸井、そして吉田正。この3人が一緒に自主トレしていたというのも豪華だが、この“超人”トリオがどれだけの活躍を見せてくれるか、楽しみだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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