鷹の強さ支える“縁の下の力持ち” 福田秀平、13年目は「虎視眈々と狙っていく」

自主トレに参加したソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】
自主トレに参加したソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】

同級生の柳田らと広島経済大で自主トレ実施

 ソフトバンクの福田秀平外野手が打撃強化を目指し、汗を流している。21日に報道陣に公開された同級生の柳田悠岐外野手の自主トレに参加。真砂勇介外野手や谷川原健太捕手、ロッテの李杜軒内野手、広島の高橋大樹外野手、西武の戸川大輔外野手らとともに坂道ダッシュやフリー打撃などで汗を流した。

 2006年の高校生ドラフト1位で入団し、今季でプロ13年目。これまで機動力を武器に、貴重なバイプレーヤーとしてチームに貢献してきたが、2月10日の誕生日で30歳になる。「30歳を越えると(足が)遅くなると、いろんな人に脅されているので……」と語り、このオフは例年以上にランニングを中心に「走る量を増やしています」と明かす。

 18日から始まった広島経済大での柳田との自主トレ。狙いは「柳田とやることでバッティングにいいことがないかな、と」と言い、「アイツの考え方はシンプル。あとは自分の頭と体が一致したら」と語った。

 13年目の今季の目標を問われると「毎年レギュラーと言ってますけどね。1年間1軍にいないと、その土俵には上がれないので。1年間1軍にいることが最低限。1年間(調子を)維持できる人はいない。誰かが落ちてきたときに100%でいられるようにしていきたい。虎視眈々と狙っていきたい」とした。

 確かにソフトンバンクの外野陣は柳田、中村晃、上林とその牙城を崩すのは難しい。とはいえ、福田のような、時に内野手もこなせるハイレベルな選手がいることは、ホークスが強さを誇る一因でもある。「基本は外野手1本で。でも、いろいろ準備はします」。まさに“縁の下の力持ち”。脇を固める選手たちも、忘れてはいけないポイントだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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