“伝説の守護神”リベラが史上初の満票獲得で米殿堂入り 急逝のハラデーら含む4選手が選出
マルティネスは最終年で悲願の選出、ムッシーナも殿堂入り
米野球殿堂は22日(日本時間23日)、2019年米国野球殿堂入り選手を発表し、元ヤンキースのマリアーノ・リベラ氏が史上初めて100%の票を獲得して選出された。ブルージェイズとフィリーズでプレーし、2017年に飛行機事故で40歳の若さで急逝したロイ・ハラデー氏、元ヤンキースのマイク・ムッシーナ氏、元マリナーズのエドガー・マルティネス氏も殿堂入りを果たした。
米殿堂入りは、10年以上連続でメジャー取材をする米国野球記者協会(BBWAA)に所属する記者が投票権を持ち、全投票数の75%以上を獲得した候補者が殿堂入りを果たす。また、得票数が全投票数の5%に満たなかった候補者は翌年からリストを外れることになるが、5%以上の得票があっても候補としての資格を持つのは10年間と定められている。
パナマ出身のリベラ氏はヤンキース一筋でプレーし、メジャー19シーズンで史上最多の通算652セーブをマーク。5度の世界一に貢献した。有資格1年目で満場一致の支持を集めた。これまでの最高はケン・グリフィー・ジュニア氏の99.3%だった。
2度のサイ・ヤング賞に輝いたハラデー氏も85.4%の得票率で1年目で殿堂入り。マリナーズでDHとして活躍したマルティネス氏は同じ85.4%で有資格最終年で悲願の選出。また、通算270勝の元ヤンキース・ムッシーナ氏も76.7%で選出された。
(Full-Count編集部)