西武辻監督、主力大量流出も「戦い方は変わらない。最後まで諦めずに戦う」
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「ファンの皆様の熱い声援がない限り、連覇はない」
西武は28日、埼玉・所沢市内で出陣式を行い、辻発彦監督ら首脳陣、選手が抽選で選ばれたファンクラブ会員約1200人の前でそれぞれの決意を語った。
昨季は圧倒的な攻撃力でパリーグ制覇を果たしたが、クライマックスシリーズ・ファイナスステージでソフトバンクに敗れ日本一とはならなかった。今オフは菊池、浅村、炭谷と主力選手の流出が相次いだ。そんな中で就任3年目を迎える辻監督が「昨年は盛大な声援でリーグ優勝ができたが、最後にファイナルで敗れて悔しい思いも経験した。この思いを選手たちは今シーズンにぶつけてくれる。ファンの皆様の熱い声援がない限り、連覇はない」とファンに呼びかけると、場内から熱い拍手が沸き起こった。
主力選手の移籍で今季は新たな戦い方が求められるが、指揮官は自然体だ。「これから(シーズンが)始まるというところで選手は不安もあるだろうけれど、にこやかな顔を見せてくれてほっとしている」と選手たちのリラックスした姿に安心した様子。「戦い方はこれまでと変わらない。昨年同様、ゲームセットのコールがあるまでは最後まで諦めずに戦う。ファンが熱狂できる試合を」と話した辻監督。今シーズンも目の離せない熱戦と悲願の日本一をファンに届けることを誓った。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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