日米野球での経験を糧に… ロッテ4年目左腕が求める「力負けしない真っすぐ」

プロ入りからの3年間で、軽量だった体重は約10kgアップ
千葉ロッテの左腕・成田翔投手は、身長170センチとプロ野球選手としてはかなり小柄な部類に入る。身長だけではなく、体重も入団時は69~70キロほどと軽量だったが、プロ入り後に行ってきた日々の練習の成果が実り、この3年間で約10キロ増となる79キロまでアップしている。
成田自身は「去年までは体重を増やしていたんですけど、今年からは増やさない。ここからは体重を維持した上で、どうやって上手く使っていくかだと思うので、そこをいい感じにやっていきたいと思います」と、現状はいわば”第一段階”を終え、取り組み方を変えていくフェーズだと捉えているようだ。
このオフは「(体が)大きくなったぶん、それをしっかり使えれば球が強くなると思うので、下半身の力を使っていかに前に伝えていくか、そのための体重移動などをトレーナーさんと一緒にやっていました」と、体の大きさに見合った新たな投球フォームに着手している。
そのため、「(ヒールアップに)戻すことがあるかもしれないですけど、今のところは戻すつもりはないです」と、“ヒールアップ”での投球は一旦封印する方針だ。
「疲れやすいというか、体重が増えた分負担がきていたので。(ヒールアップ)なしで投げられるようになればケガすることもないですし、リスクとかも考えてやめました」