昨季未勝利の中日・大野雄が打者4人に圧巻投球 高橋周、松井佑のバットへし折る

実戦形式での初登板を行った中日・大野雄大【写真:荒川祐史】
実戦形式での初登板を行った中日・大野雄大【写真:荒川祐史】

実戦形式で登板、最速147キロをマーク

 中日の大野雄大投手が、上々の初登板を終えた。沖縄キャンプ3日目の3日、沖縄・北谷公園野球場では実戦形式が行われた。全投手の先陣を切った大野雄は、打者4人に対し1安打1三振という内容だった。

 先頭の京田に対しての初球、詰まらせながらも右翼線に落ちる二塁打を浴びたが、ここから左腕は圧巻のピッチング。続く高橋周のバットをへし折り、一ゴロに仕留めると、大野奨は空振り三振。さらに松井佑もバットをへし折る遊ゴロに仕留め、打者4人で2本のバットを粉砕した。

 この日の最速は、この時期としては速い147キロを記録していたようで、降板後、大野雄は「しっかり投げられたと思います。スピードも147キロ出ていたということで良かったと思う。走りも良かったし、今のところはいいと思います」と話した。昨季はローテの柱として期待されながら、未勝利に終わり復活を目指す左腕。エースの復活を望むスタンドのファンからも大きな拍手が送られていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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