翌年に大乱闘…バティスタの“バット投げ”ホームランボールが310万円で落札

2015年のア・リーグ地区シリーズ第5戦で豪快なバットフリップを披露したホセ・バティスタ【写真:Getty Images】
2015年のア・リーグ地区シリーズ第5戦で豪快なバットフリップを披露したホセ・バティスタ【写真:Getty Images】

2015年の地区シリーズで決勝弾→“バット投げ”、相手のレンジャーズと翌年に…

 フィリーズからFAとなり、所属先が決まっていないホセ・バティスタ外野手のブルージェイズ時代のホームランボールが、オークションで2万8252ドル(約309万3000円)で落札された。AP通信が報じている。

 もちろん、ただのホームランボールではない。2015年のア・リーグ地区シリーズ第5戦、あの有名なバットフリップ(バット投げ)を生んだボールだ。バティスタはこの試合、決勝3ランを放った直後に興奮して豪快にバットを放り投げ、喜びを表現したが、これが波紋を呼んだ。

 派手なガッツポーズなどは相手への敬意を欠いた行為とされるメジャーでは、バットフリップも“挑発行為”と見なされる。遺恨を残した両軍は翌2016年に大乱闘騒ぎを起こした。二塁への激しいスライディングでレンジャーズ・オドルの怒りを買ったバティスタが、同選手から顔面への右ストレートを食らった場面は、あまりにも有名だ。

 AP通信では「2015年に起こった、かの悪名高きホセ・バティスタのバットフリップを引き起こしたホームランボールが、オークションで2.8万ドル以上で落札された」とレポート。17件の入札があり、2万8252ドルで落札されたことを伝えている。さらに、あのバットフリップは「レンジャーズにとっては納得しがたいジェスチャー」で、それにより「緊張状態がしばらく続くことになった」と言及。その後の“問題”へとつながったホームランだったことにも触れている。

【動画】バットフリップが“引き金”に…MLB史に刻まれた“バティスタvsオドル”の壮絶な大乱闘

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