田中将大、ナ・リーグでのDH制導入検討に「野球の小さい頃からの基本って…」
昨季は走塁で負傷も「楽しんではやってますけどね」
ヤンキースの田中将大投手が、ア・リーグだけではなくてナ・リーグでもDH(指名打者)制が導入される可能性があることについて、「野球の基本は9人でやるもの」との考えを米メディアに明かしている。
メジャーリーグでは、ヤンキースなどが所属するア・リーグだけがDH制を採用。ナ・リーグでは投手も打席に立っている。ただ、現在、メジャーリーグ機構(MLB)と選手会がナ・リーグにもDH制を導入することを検討していると米メディアが報じている。
ニューヨークの地元テレビ局「SNY」は公式ツイッターで、田中が地元メディアの取材に応じる様子を動画で公開。昨季、DH制のない敵地での交流戦メッツ戦で走塁の際に両太ももを痛め、約1か月離脱していた右腕だが、「去年、僕はああいうので怪我しましたけど、野球の小さい頃からの基本って試合に出ている9人が打って走って守って、とやることが基本やったので、それをやる機会、楽しんではやってますけどね」とコメント。高校時代には強打者でもあった田中は、メジャーリーグでも打者として出場する機会を「楽しんで」いるという。だが、ナ・リーグでもDH制が導入されれば、メジャーリーグの投手は打席に立つ機会が全くなくなることになる。
キャンプインに向けて「1月に入って、トレーニングを例年より暖かいところでやってたので、より順調に投げることのステップアップはできているので、いい状態にあるとは思います」と話した田中。今季も投球だけでなく、交流戦での打撃の活躍にも期待したいところだ。
(Full-Count編集部)