プレミア12でキューバ、カナダ、豪州と強敵揃いも…韓国メディアは「無難」

侍ジャパンを指揮する稲葉監督【写真:Getty Images】
侍ジャパンを指揮する稲葉監督【写真:Getty Images】

3年前の大会では日本、米国を破って優勝した韓国

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は13日(日本時間14日)、今年11月に開催予定で東京五輪予選も兼ねて行われる世界野球「プレミア12」の組み合わせを発表した。ホスト国となる韓国は前回大会で優勝した韓国は高尺スカイドームでオーストラリアやキューバ、カナダと対戦することになった。

 韓国は2015年の第1回大会では李大浩内野手(元ソフトバンクなど)を擁し、準決勝で日本に勝利。その勢いに乗り、決勝ではアメリカを破って頂点に立った。韓国メディア「OSEN」では今回の予選について「無難な組み合わせ」との見出しで報じ、WBCで苦手としていたオランダがA組に入り、対戦を避けられたことに安堵している。

 韓国が五輪出場権を得るためにはアジア・オセアニアで最上位国になる必要がある。元々は宣銅烈氏(元中日)が指揮を執る予定だったが、昨年8月のアジア大会において兵役免除を優先した選手選出に問題があったとして代表監督を辞任。代わって北京五輪で韓国を優勝に導いた金卿文(キム・ギョンムン)氏が指揮官となった。

 同記事では「韓国はオーストラリアを予選落ちさせた後、もし、台湾が2次ラウンドに進出したら台湾よりも良い成績を残せばよい」と五輪出場権を得る条件を紹介し、同時に同予選では勝つことが難しい中南米の国々との対戦が少ないことを有利な点に挙げている。日本とは予選通過後に対戦する可能性があり、たとえ別組でも前回大会で敗れているだけに決して侮れない。

(豊川遼 / Ryo Toyokawa)

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