「ガルシアの穴埋まる」巨人007が語った中日ロメロの武器「速さは厄介」

実戦形式のマウンドに上がった中日のエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】
実戦形式のマウンドに上がった中日のエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】

シート打撃に初登板、151キロマークし打者7人に対して被安打1

 昨季チームトップの13勝をマークしたオネルキ・ガルシア投手が阪神へ流出した中日。その穴を埋める存在として、期待されているのが、新外国人投手のエンニー・ロメロ投手だ。メジャー時代には最速102マイル(約164キロ)を記録したこともある、左の本格派左腕だ。

 そのドミニカ人左腕は15日、沖縄キャンプで初めてシート打撃に登板。最速151キロをマークし、打者7人を1安打に封じた。先頭のビシエドを中飛に打ち取り、ルーキーの滝野には左前安打を許したが、福田は149キロで見逃し三振。渡辺も149キロで押し込んで左飛に仕留め、モヤへの初球でこの日最速となる151キロをマーク。モヤを中飛に打ち取り、最後は石川を148キロで空振り三振に切った。

 この投球をライバル球団の“007”はどう見たのか。巨人の中里篤史スコアラーは「球はいいですね。なかなか左のパワーピッチャーはいないですし、ガルシアがいなくなったところを埋めるだけの力はあると思います」と語り、昨季13勝をマークしたガルシアの穴を十分に埋められると分析した。

 さらに同氏は、左腕の投球スタイルについて「ガルシアよりも球は速いですし、変化球でもストライクが取れている。あの速い真っ直ぐは厄介です。コントロールも悪くないですし、試合を作るのに苦労するタイプには見えなかった」と語り、警戒していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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